近年、国は国民の資産を増やしやすくできる制度を推進しています。NISAやiDeCoをはじめとした税制優遇制度は、本当に資産を増やせるのか、何を選んだらよいのかについて分からない方も多いのではないでしょうか。この記事では、投資を始めるのなら利用を検討したい税制優遇制度について学べる記事をピックアップしました。
目次
1.一発診断!あなたはつみたてNISAとiDeCo、どっちが向いている?
2.つみたてNISAのきほんと3大メリットを徹底解説!
3.iDeCoに申し込む前にチェックしておくポイント
4.1000万円も老後資金に差!? 確定拠出年金は企業型と個人型どっちがいい?
5.2024年スタートの新NISAで何が変わる? 特に押さえたい3つの変更点・注意点
目次
1.一発診断!あなたはつみたてNISAとiDeCo、どっちが向いている?
『知識ゼロですがつみたてNISAとiDeCOをはじめたいです。』より一部抜粋
(本記事は、横山 光昭氏の著書『知識ゼロですがつみたてNISAとiDeCOをはじめたいです。』=インプレス、2021年11月18日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)
<登場人物>
横山光昭先生(以降、横山と記載。):家計再生コンサルタント
藤田良朗さん(以降、藤田と記載。):投資について何も知らない会社員
一発診断! つみたてNISA or iDeCoの選択
つみたてNISAとiDeCoはどちらも節税メリットのある制度ですが、内容は異なります。どちらが自分に合っている制度なのか、チェックリストで確認してみましょう。
藤田:つみたてNISAとiDeCoの違い、なんとなくわかりました!でも、どちらにすればよいか迷います……。
横山:そうだね。まずは、資金を貯める目的を考えてみよう。年金だけじゃ老後の生活が不安だから貯蓄をしたいとか、将来子どもが生まれたときに備えて教育費を蓄えたいとか。
2.つみたてNISAのきほんと3大メリットを徹底解説!
『知識ゼロですがつみたてNISAとiDeCOをはじめたいです。』より一部抜粋
(本記事は、横山 光昭氏の著書『知識ゼロですがつみたてNISAとiDeCOをはじめたいです。』=インプレス、2021年11月18日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)
<登場人物>
横山光昭先生(以降、横山と記載。):家計再生コンサルタント
藤田良朗さん(以降、藤田と記載。):投資について何も知らない会社員
つみたてNISAのきほんをチェック
つみたてNISA は運用中に得た利益が非課税になる制度です。ほかにも一般NISA やジュニアNISA などいくつか種類があるので、違いについても簡単に解説します。
横山:つみたてNISAとiDeCoの違いがわかったところで、それぞれのメリットやデメリットを見ていこうか。まずはつみたてNISAの基本から。
藤田:つみたてNISAもiDeCoも、投資で得た利益が非課税になる制度でしたよね。
3.iDeCoに申し込む前にチェックしておくポイント
『マンガと図解でよくわかる つみたてNISA&iDeCo&ふるさと納税 ゼロからはじめる投資と節税入門』より一部抜粋
(本記事は、酒井 富士子氏の著書『マンガと図解でよくわかる つみたてNISA&iDeCo&ふるさと納税 ゼロからはじめる投資と節税入門』=インプレス 、2021年10月20日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)
申出書の記入は確実に!間違いやすいポイントをチェック
-書類不備のないように慎重に
iDeCoの加入者全員が提出する「個人型年金加入申出書」を記入する際に注意したいポイントを、流れに沿って見ていきましょう。
※以下の丸数字の番号は、事業主の証明書の図に示した番号に対応しています
①「基礎年金番号」の欄には、年金手帳やねんきん定期便などに記載されている10桁の番号を記入します。勤務先に年金手帳を預けている場合は、事前に担当部署に確認するようにしましょう。
4.1000万円も老後資金に差!? 確定拠出年金は企業型と個人型どっちがいい?
『会社も従業員もトクをする!中小企業のための「企業型DC・iDeCo+」のはじめ方』より一部抜粋
(本記事は、山中 伸枝氏の著書『会社も従業員もトクをする!中小企業のための「企業型DC・iDeCo+」のはじめ方』=同文舘出版、2021年7月2日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)
企業型と個人型の費用対効果で比較する
-経営者には3つの選択肢がある
これまでご説明してきたように、確定拠出年金には、企業型と個人型の2つの区分があります。前者がDC、後者がiDeCo、さらに中小企業が導入できるオプションとしてiDeCo+があります。
通常、一般の方にはiDeCoという選択肢しかありません。勤め先が制度導入をしていなければ、企業型確定拠出年金(DC)もiDeCo+も利用することができないからです。
一方、経営者には3つの選択肢があります。自身の老後資金作りだけを考えてもよいですし、従業員の老後支援策を講じることも可能です。ぜひ、自社にとって最もメリットがある制度を導入していただきたいと思います。
5.2024年スタートの新NISAで何が変わる? 特に押さえたい3つの変更点・注意点
2024年から一般NISAは廃止され、その代わりに「新NISA」と呼ばれる新たな制度が始まります。新NISAになるとさまざまな点が変更されるため、NISAを利用する場合は概要をきちんと理解しておくことが大切です。
そこで本記事では、新NISAと従来制度の違いや利用時のポイントなどをまとめました。NISAを上手に活用したい方は、ぜひ最後までチェックしていきましょう。
2024年から始まる新NISAとは?
新NISAとは、2024年からスタートする新しいNISA制度の通称です。銀行などで開設した専用口座を通して投資を行うと、発生した利益(譲渡益や分配金など)が非課税になります。
新NISAは長期・積立・分散投資を始めるきっかけとなる制度であり、株式やETF、REITなどのさまざまな対象商品が用意されています。なお、従来制度である一般NISAは2023年で廃止されるため、新NISAの開始以降は利用することができません。
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NISAやiDeCoなどは、節税効果によって手元に残る資金を増やせます。税制優遇制度を利用して投資を行った場合、長期投資によってリターンが増えたり、所得控除によって手取りが増えたりと、投資期間が伸びるほど節税効果が大きくなります。複数ある税制優遇制度の仕組みを理解した上で、ご自身の投資に取り入れることを検討してみてはいかがでしょうか。
※本記事は資産運用に関わる基礎知識を解説することを目的としており、資産運用を推奨するものではありません。