ガソリン価格は、2020年5月から右肩上がりで上昇しています。なぜガソリン価格が上昇を続けているのか、その理由をご存知でしょうか。
2020年12月時点で1ドル=103円程度だったのが2022年7月までに138円程度まで円安に進んだことがガソリン価格の上昇要因のひとつになっていると考えられます。同時期にレギュラーガソリンの価格が129.1円から159.2円まで上昇しています。ガソリンの原料である石油は海外から輸入しているので、円安の影響が一部あるのでしょう。
この他にも原油価格の上昇がガソリン価格に影響を与えていると考えられます。WTI原油先物(※)では、2020年4月時点で約20ドルだったのが2022年3月までに約123ドルまで上昇しました。同時期にレギュラーガソリンの価格が120.2円から163.1円まで上昇しています。原油はガソリンの原材料なので、ガソリン価格に対しての影響は大きいといえるでしょう。
(※)ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で取り扱われている、米国の代表的な原油の先物商品のこと。