株式投資は基本的な知識を知らないまま始めてしまうと、知らず知らずのうちに損失のリスクを抱えている恐れがあります。特に投資初心者は何がリスクなのかも把握できていないこともあるため、まずは投資の基本を学びましょう。この記事では、株式投資の基本になる知識が学べる記事をピックアップしました。
目次
■1.意外と知らない 株価の決まり方
■2.どこの企業に投資すればいい? 企業判断のポイント
■3.投資初心者必見 株の売買や利益を得る仕組み
■4.投資の基本をおさらい どこで売買するのが良いのか!?
目次
『投資一年目のための経済と政治のニュースが面白いほどわかる本』より一部抜粋
(本記事は、崔 真淑氏の著書『投資一年目のための経済と政治のニュースが面白いほどわかる本』=大和書房、2021年10月21日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)
投資家として必要な感覚をつかむことが本書の目的ですが、その第一歩として把握しておきたいのは、一つの要因だけで株価が動くのは稀だということです。したがって、情報を組み合わせ、自分なりのストーリーを描いたうえで投資することが重要になってきます。
株価の話に入る前に、「効率的市場仮説」についてお話しします。
この仮説を手短に説明すると、「たとえばある株式市場が効率的、つまりいつでも株を売買でき、売買の壁になる要素がない株式市場ならば、現時点のある株価には、株式市場で利用可能なすべての情報が即座に反映される」というものです。したがって、このような市場では、得られる情報を利用して市場平均以上(日経平均などの株価指数など)に儲けようとしても、そうした機会は生まれないことになります。この効率的市場仮説は、シカゴ大学のファーマ教授が体系的にまとめた説で、次の3 つが存在します。
『企業と投資家を結ぶESG・SDGs―企業評価と投資判断の新評価軸』より一部抜粋
(本記事は、浜田 陽二氏,金森 勇太氏,上松 誠知氏,木暮 佳代氏の著書『企業と投資家を結ぶESG・SDGs―企業評価と投資判断の新評価軸』=きんざい、2021年9月1日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)
企業が持ち合わせている価値とは何かを考えるに際し、内部データを持ち合わせていない立場の側から把握できるものには限りがあります。
企業が持ち合わせているリスクに関しても、その裏腹として稼ぎ出せる収益にしても、常に流動的であり時代の変化とともに変化していくと考えられます。
そうした観点において第三者が把握できるかたちでの企業価値を測る尺度となるものを考えると、「日次変化するものであり、外部データで取得可能なもの」という前提条件が必要ではないかと思われます。
『サクッとわかるビジネス教養 お金の基本』より一部抜粋
(本記事は、杉山 敏啓氏の著書『サクッとわかるビジネス教養 お金の基本』=新星出版社 、2021年9月10日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)
株式を買うときは会社から直接買いつけるのではありません。株式を売買する投資家は証券会社を通じて注文を出し、証券会社が株式の取引をする市場である証券取引所で実際の売買を行います。
証券取引所ではオークション方式で株式の取引を成立させています。「価格優先」の原則と「時間優先」の原則に従って、売り注文と買い注文をマッチングさせるのです。投資家が買い注文を成立させたい場合は、より高い価格もしくは成行注文(なりゆきちゅうもん)(価格に糸目をつけない注文)で、より早く注文を出す必要があります。
『投資一年目のための経済と政治のニュースが面白いほどわかる本』より一部抜粋
(本記事は、崔 真淑氏の著書『投資一年目のための経済と政治のニュースが面白いほどわかる本』=大和書房、2021年10月21日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)
高度経済成長期の親世代は日本の預貯金の金利が高かったこともあり、家庭でも学校等でも投資教育を受ける機会のないまま社会に出た、という人は少なくありません。「自己投資」といわれるように、投資とは未来に向けて資金を投じることです。投機との違いを確認しましょう。
投資と一文字違いの「投機」という言葉があります。たとえばニュースなどで聞く「投機筋」とは、長期的な投資ではなく、為替レートの変動を利用して為替差益を得るなど、短期的な利益を得ることを最優先に金融市場で短期的な売買を行う投資家を指します。
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いかがだったでしょうか。株式投資で必要な知識や手法には様々あるため、一朝一夕では身に付きません。将来のために必要な資産を形成するためにも、少額からでも株式投資を実践しながら知識や手法をご自身のものにしていきましょう。
※本記事は投資に関わる基礎知識を解説することを目的としており、投資を推奨するものではありません。