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50、60代におすすめの「コア投資」の基本

『55歳からでも失敗しない投資のルール』より一部抜粋

(本記事は、五十嵐 修平氏の著書『55歳からでも失敗しない投資のルール』=クロスメディア・パブリッシング、2021年7月9日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

豊かなセカンドライフには、一体いくら必要?

「老後2,000万円問題」をはじめ、お金の不安をよく耳にするようになりました。その影響もあってか、さまざまなメディアで「投資」が注目を集めています。これまで、投資に関する知識をいくつか紹介してきました。今回のテーマは、「セカンドライフのためには、どのくらいの金額が必要なのか?」です。セカンドライフは、現役時代よりも少ない金額で暮らせると思いがちですが、データを紐解くと、違う事実が見えてきました。

資産運用においては、知識に勝る武器はありません。特に重要なのは、自分の理想とするセカンドライフに必要な資金を把握したうえで、運用を始めることです。

それではセカンドライフを豊かに過ごすには、どれくらいの資金があればいいのでしょうか。人によって異なりますので、一概には言えませんし、さまざまなデータがありますが、公益財団法人生命保険文化センターによると、夫婦2人で老後生活を送るのに必要とされる最低日常生活費は、月額で平均22万1000円。ゆとりある生活を送るには同36万1000円かかるという調査結果が出ています。

一方、厚生年金に加入した夫が平均的な賃金で40年間就業し、その配偶者が40年間専業主婦であった夫婦に給付される「モデル年金」の額は、およそ月額23万8000円です。公的年金だけでは、ゆとりあるセカンドライフを送る金額にはまだまだ足りません。

さらに、このデータは全国の人が対象で、持ち家の人も賃貸物件に住む人もまとめた金額ですから、実際は東京で賃貸暮らしだと、さらにセカンドライフの生活費がかかるかもしれませんし、物価の安い地方でマイホームを持っていた場合はそれほど多くの生活費は必要ないでしょう。よって、どなたでも一律で「これだけ必要」と答えるのは難しく、私自身は「現役時代の約7〜8割」とアドバイスしています。つまり、現在の生活費が年間700万円かかっているとしたら、セカンドライフは年間約490〜 560万円かかるとイメージしたほうが良いでしょう。

こういった話をすると、「現役時代の半分くらいのお金しか使わないのでは?」と尋ねられることもあります。ところが、これはまったくの誤解です。退職すると、1日のうち朝から晩まで自由になります。時間があるので、旅行に出かけたくなりますし、趣味に費やす時間も増えるケースが多いのです。人生一度きりなので、ご自身が楽しまれるための支出は積極的にしたほうが良いでしょう。

実際に私の70代後半のお客様は、「60代の元気なうちにさまざまなところに出掛けておけば良かった」と仰っていました。2016年には『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』(東洋経済新報社)の日本語版が出版され、人の寿命が延びて生き方や働き方が変わる「人生100年時代」の考えが示されましたが、みなさんの周りにも、元気に活動するアクティブ・シニアがたくさんいるのではないでしょうか。

ただし、元気で豊かに過ごすためには、車で言うならガソリンに相当するお金が必要です。自分自身の暮らしだけではなく、お孫さんが生まれたら遊びにつれていったりお小遣いをあげるのは、祖父母の楽しみだったりします。人生を楽しむための支出は私も大賛成です。しかし、それに比例して、必要なお金も増えることを忘れてはいけません。

※上記は、本書からの抜粋であり、過去の実績ないし著者が作成したもので、今後の投資成果を保証するものではなく例示を目的としたものになります。また、個別株式の売買や投資を推奨するものではありません。

55歳からでも失敗しない投資のルール
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<著者プロフィール>

五十嵐 修平
株式会社バリューアドバイザーズ 代表取締役社長
大学卒業後、東証一部上場の証券会社に入社。お客様と金融機関の利益相反をなくし、 独立・中立の立場で提案したいとの想いを叶えるべく、2013 年 2 月に株式会社バリュー アドバイザーズを設立。毎年海外視察をする中で、マーケットの予想を繰り返す日本の 金融サービスとは異なる、お客様と目的・目標を共有しゴールに向かって運用する欧米 の手法に感銘を受け、独自のコンサルティング手法を考案。IFA(独立系ファイナンシャ ルアドバイザー)として、お客様目線で価値ある提案を常に心がけている。多数のセミ ナーを開催しており、多くの顧客から信頼と支持を集めている。日本経済新聞、賃貸住 宅新聞などメディア出演も多数。

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