『ニューノーマル時代の自分で稼ぐ力』より一部抜粋
(本記事は、もふ社長@もふもふ不動産氏の著書『ニューノーマル時代の自分で稼ぐ力』=株式会社KADOKAWA、2021年2月10日発行の中から一部を抜粋・編集しています)
ファンダメンタルズで企業が成長して株価が上がるかどうかは決算書などを見て分析します。一見、複雑で難しそうですが、考え方はとてもシンプルです。
気になる会社か、または練習がてら自分が勤めている会社の決算書を見てみましょう。ホームページの投資家情報やIR(Investers Relations)と書いてあるところに決算書が掲示されています。
まず「決算説明資料」を見て概要をつかみます。さらに詳しい情報が「決算短信」にまとまっていて、もっと深い情報は「有価証券報告書」にあります。 見るのは決算短信まででいいでしょう。その中から次の3つを分析します。
・損益計算書(P/L)
・貸借対照表(B/S)
・キャッシュフロー計算書(CF)
損益計算書では、まず「売上が増えているか?」をチェックします。
次に、一番大事な「営業利益」に注目します。
この営業利益に、不動産や株売買などの利益を足して法人税を引いたものを「当期純利益」といいます。 当期純利益は金額ともに、内訳も見ておきます。あくまで大事なのは本業の営業利益だからです。例えば機械メーカーが不動産や株を売却して当期純利益が黒字でも、それは一時的な儲けで、継続的に黒字が続くとは判断できません
『ニューノーマル時代の自分で稼ぐ力』