あなたは、富裕層はぜいたくに暮らしていると思いますか?真の富裕層は、価値を感じないものに対しては1円たりとも払いません。一見ぜいたくに思えても、そこには深い思惑があるのです。今回は、富裕層の「お金の使い方」が身につくトレーニングを紹介します。お金に対する意識を抜本的に変え、富裕層になるための一歩を踏み出しましょう。
移動はタクシーが中心で、電車には乗らない。自宅以外に、タワーマンションの1室を所有している。慈善活動のため、数百万円を寄付した。富裕層のこんなエピソードを聞いて、「なんてぜいたくなんだ……」と感じる人も多いでしょう。
しかし、果たしてそれは本当に「ぜいたく」なのでしょうか。
お金の使い方には、「浪費」「消費」「投資」の3つがあります。それぞれの意味は下記の通りです。
浪費……得られる価値以上のお金を払ってしまうこと
消費……得られる価値と等しいお金を払うこと
投資……払ったお金以上に大きな価値を得られること
真の富裕層は、お金を徹底的に「投資」に回しています。逆に、富裕層に憧れ一時的に資産を手にした人は、富裕層を真似しているようで実はお金を「浪費」してしまっているのです。お金の使い方を「浪費」から「投資」に転じることができなければ、いずれは築いた資産を失ってしまうことになるかもしれません。
逆にいえば、富裕層になりたければ、自分自身のお金の使い方を変えればいいということです。続いては、富裕層のお金の使い方を学べるトレーニングを紹介します。
次の3つの場合について、「あなたならどうするか」できるだけ具体的に考えてみてください。
1.電車通勤からタクシー通勤に切り替えるとしたら、その時間に何をするか?
2.自宅以外にマンションを借りるとしたら、どのように使うか?
3.慈善活動に30万円寄付するとしたら、どんな慈善事業・団体を選ぶか?
できれば、実際に紙やスマホのメモ帳に書き出してみてください。書き出したら、続くトレーニングの意味について確認しましょう。
トレーニングに真剣に向き合った人は、「タクシー代」「マンションの家賃」をどうすれば取り戻せるか考えたことでしょう。また、慈善活動については、自分が何に価値を置き、世の中の何に対して問題意識を抱いているか、あらためて問い直したことと思います。
これこそが、富裕層の「お金の使い方」なのです。
富裕層がタクシーに乗るのは、楽だからという理由ではありません。集中力を乱されることのない車内で、経営戦略や投資戦略を練り直すなど、より有意義なことに時間を使うことが真の目的です。
自宅以外にマンションを借りる場合も、「静かに仕事ができる環境を確保する」「人脈作りに生かせる場とする」など、必ず目的を持っています。
また慈善活動をするのは、自分自身の世の中への問題意識や考え方を磨くためでもあります。
このように富裕層の「お金の使い方」を意識し、目的を持って行動することで、あなたの日常は全く違ったものへと変化していくかもしれません。