結婚してから、相手の金銭感覚に戸惑った経験を持つ人は多いのではないでしょうか。「このぐらい大したことないかも」「お金の話はしにくいから……」と金銭感覚のズレを放置していると、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。ここでは夫婦の金銭感覚のズレを解消する方法を具体的に解説します。結婚してから、相手の金銭感覚に戸惑った経験を持つ人は多いのではないでしょうか。「このぐらい大したことないかも」「お金の話はしにくいから……」と金銭感覚のズレを放置していると、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。ここでは夫婦の金銭感覚のズレを解消する方法を具体的に解説します。
目次
まず、よくある夫婦の金銭感覚の違いを3つ紹介します。
1つ目は「何にお金を使うか」です。「宿にお金をかけたい」と思う人と、「移動中の快適さを重視したい」と思う人が一緒に旅行をすると、お互いに相手のお金の使い方を理解できず、ストレスがたまります。
2つ目は「使うか、貯めるか」です。夫婦のどちらかは「外食や旅行を楽しみたい」「自分の趣味にお金をかけたい」など、いまを楽しむことにお金を使いたい。もう一方は、マイホームの購入や子どもの教育資金のため、できるだけお金は使わずに貯めたい。このような違いがあると、お互いにイライラが募ってしまうこともあるかもしれません。
3つ目は「貯めるか、投資するか」です。資産形成の方法に関して、「預貯金が安心」と考える人と、「運用で積極的に増やしたい」という人がいます。こういった価値観は家庭環境によって形成されていることも多いため、お互いを説得するのはなかなか難しいことでしょう。
金銭感覚の違いを放置していると、いつの間にか夫婦の間に溝ができてしまうことも……。けんかに発展しないまでも我慢ばかりの状態では、自分の思い描いたライフプランを実現できなくなる可能性があります。夫婦の金銭感覚のズレは、早めに解消しておきたいものです。
続いて、夫婦の金銭感覚のズレを解消するコツを3つ紹介します。
まずは、お金に対する価値観を包み隠さずオープンに話しましょう。自分の金銭感覚が当たり前だというスタンスでは、けんかになってしまいます。相手の考えを否定せず、育ってきた環境や人間関係により「お金の価値観は人それぞれ」としっかり認識しておくことが大切です。
相手のお金の使い方で受け入れられない部分があったとしても、一度は試してみるといいでしょう。たとえば「旅行で宿にお金をかけてみる」「投資を始めてみる」などです。実際に体験してみると、いままでは知らなかった魅力に気づくきっかけになるかもしれません。やってみた結果をもとに話し合うと、お互いに歩み寄りやすくなります。
金銭感覚のズレは、一朝一夕で解消できるものではありません。夫婦として、一生かけてすり合わせていくという気持ちでいることが大切です。「ズレがあるのは当たり前、だからすり合わせるんだ」という感覚で、定期的に「お金会議」を開いて情報共有の場にしていきましょう。
ビジネスでも同様ですが、夫婦に限らず、人との関係において金銭感覚が完全に一致することはほとんどありません。放置してしまうのは危険ですが、深刻にとらえすぎてギクシャクしてしまっては本末転倒です。相手の価値観を受け入れながら着地点を模索する姿勢を持ち、歩み寄りを意識していきましょう。