不動産投資は資産形成に役立つ投資のひとつです。今では数千万円単位の資金がなくても始めることができ、様々な投資方法が用意されています。この記事では、不動産の投資商品や不動産投資で失敗しないためのポイントについて学べる記事をピックアップしています。
目次
■1.不動産小口化商品とは? 種類・メリット・相続税対策になる理由を解説
■2.不動産投資「やめとけ」と言われる5つの理由と失敗を避けるコツ
■3.ワンルームマンション投資のメリットと失敗しないためのポイントとは?
■4.不動産投資の失敗事例を紹介!陥らないようにするためには?
■5.年間280万の差に!不動産を法人化するメリット
目次
1.不動産小口化商品とは? 種類・メリット・相続税対策になる理由を解説
少ない元手で始められ、相続税対策にもなることから、不動産小口化商品が注目を浴びています。今回は、不動産小口化商品の仕組みや活用するメリット、リスクについて解説します。不動産小口化商品について把握したい方は、ぜひ参考にしてください。
不動産小口化商品とは?
不動産小口化商品は、不動産を小口化して一口単位で販売し、投資額に応じて売却益や家賃収入を投資家に分配する金融商品です。不動産小口化商品なら、数万円など少ない元手で不動産投資を始めることができます。
不動産小口化商品は、金融庁長官・国土交通大臣や都道府県知事の許可を得た事業者のみが取り扱うことができ、不動産特定共同事業法で規制されています。
投資に詳しい方であれば、REIT(リート)との違いが気になるのではないでしょうか。REITとは不動産投資信託のことで、投資家から集めた資金を専門家が複数の不動産に投資して運用し、運用益を投資家に分配します。REITもまた、少額から不動産投資ができる金融商品として人気があります。
2.不動産投資「やめとけ」と言われる5つの理由と失敗を避けるコツ
不動産投資を始めようとすると、周りの人に「やめとけ」と言われることがあります。周りのアドバイスに耳を傾けるべきか、自分で決めた道を突き進むべきか、悩む方も多いでしょう。そこで、不動産投資に向いていない人の特徴や不動産投資のリスク、失敗を避けるコツをご紹介します。
不動産投資「やめとけ」と言われる5つの理由
周りの人が不動産投資に反対する主な理由を5つご紹介します。
-「投資=危険」という考え方
投資について学ぼうとせず、「投資はすべて危険だ」と決めつける人もいます。かたくなに「預貯金は安全」と考え、投資をしないリスクには目を向けません。
-「借入=悪」という考え方
一般的に、不動産投資では物件を購入するための資金を銀行から借り入れます。「住宅ローン以外の借入はすべて危険だ」と考えている人は、不動産投資に強く反対します。
3.ワンルームマンション投資のメリットと失敗しないためのポイントとは?
資産運用の一環として「ワンルームマンション投資」を検討している人もいらっしゃるでしょう。インターネットで情報収集をしていると、ややネガティブな記事を見かけることもあり躊躇してしまう場合も……。
そこで今回は、ワンルームマンション投資のメリットと、失敗しないためのポイントについて解説します。
ワンルームマンション投資とは
マンションの一部屋を購入し、賃料収入や売買差益によって利益を狙う投資方法のことを「ワンルームマンション投資」と言い、マンションやアパートをまるごと購入する「一棟投資」に対して「区分投資」と呼ばれます。新築と中古のどちらでもワンルームマンション投資は可能です。
ワンルームマンション投資のメリット
それでは、ワンルームマンション投資のメリットについて見ていきましょう。
-少額の資金で始められる
一般的にワンルームマンション投資は、マンションやアパートをまるごと購入する一棟投資よりも物件価格が低く抑えられます。そのため、不動産投資の中では比較的少額の資金で始めることができます。また、ワンルームマンションに限りませんが、ローンを利用すれば少額の頭金で購入することもできます。
4.不動産投資の失敗事例を紹介!陥らないようにするためには?
資産運用の一つとして不動産投資を検討している人は多いでしょう。しかし、投資である以上必ず成功する保証はなく、失敗事例も少なくありません。
失敗事例を学び、それに陥らないように工夫すれば、不動産投資が成功する確率は飛躍的に上がるはずです。今回は不動産投資の概要や、不動産投資の失敗例とその対策について見ていきましょう。
不動産投資とは
不動産投資とは、マンションやアパート、オフィスビル、一戸建などを投資家が直接購入して利益を得る投資方法のことです。不動産投資の利益には、物件の保有中に得られる賃料収入(インカムゲイン)と、物件の売却時に得られる売却益(キャピタルゲイン)があります。
もちろん、売却時に必ず利益が出るとは限らず、不動産市況によっては売却損(キャピタルロス)が発生することもあります。「キャピタルロスが発生したが、それまでに得たインカムゲインを合計するとトータルではプラスだった」となることもあるため、両方を合わせたトータルリターンで考えることが大切です。
不動産は高額であるため、不動産投資を行う際はローンを活用して購入するの一般的です。不動産投資におけるリスクには、空室リスクや価格変動リスク、修繕リスク、火災リスク、地震リスク、家賃下落リスク、金利上昇リスク(ローンを利用している場合)などがあります。
5.年間280万の差に!不動産を法人化するメリット
『不動産投資と資産管理法人戦略』より一部抜粋
(本記事は、中元 崇氏の著書『不動産投資と資産管理法人戦略』=プラチナ出版、2021年5月7日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)
法人化のメリットを税率面から考える
収益不動産を個人で保有する場合、その所得はその物件の所有者に帰属することになります。その所有者の所得がすでに高い場合には、その収益不動産から発生する所得についても高い税率が課税されてしまいます。
そこで資産管理法人を通じて収益不動産を所有すれば、個人の高い税率とは切り離して運営することが可能になります。
ここでは法人化のメリット・デメリットを説明する前に、法人より個人への課税負担が増えている最近の税制改正の傾向を説明していきます。
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不動産投資には様々な投資の選択肢があるので、ご自身の目的や資産状況に適した投資方法を選ぶことができます。今後は不動産も投資先のひとつとして検討してみてはどうでしょうか。
※本記事は不動産投資に関わる基礎知識を解説することを目的としており、不動産投資を推奨するものではありません。