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【初心者向け】おすすめの資産運用を目的別に紹介!少額から始める資産形成とは

ライフプランを充実させるには、自身に適した資産運用を選ぶことが大切です。しかし、資産運用にもさまざまな種類があるため、いざ選ぶとなると迷ってしまう方が多いでしょう。

そこで今回は、少額から始められる資産運用を紹介します。資産運用で悩んでいる方は、本記事を参考にしながら具体的な資産運用のプランを立ててみてください。

資産運用ってそもそも何?

資産運用とは、自分が持っている資産を投資に回して、効率的に資産を増やすことです。代表的なものとしては株式や投資信託、保険、外貨預金などがあり、金融商品によって期待できるリターンやリスクの大きさが異なります。

資産運用は早く始めるほど効果が大きく、特に若いうちから始めると以下のメリットを得られます。

○資産運用を早く始めるメリット
・お金に関する知識を身につけられる
・インフレによる資産価値減少を抑えられる
・リスクを抑えながらの長期積立が可能になる
・老後資金を形成できる など

現在の日本は「超低金利時代」と言われており、普通預金だけでお金を増やすことは難しいため、余裕資金がある方はぜひ資産運用を検討してみましょう。

資産運用の方法を選ぶ4つのポイント

最近では資産運用に関するサービスが充実しているため、選択肢をなかなか絞れない方もいらっしゃるでしょう。そのような方に向けて、ここからは選び方の基本的なポイントを紹介します。

資産運用の目的やゴールを明確にする

初心者に適した資産運用は多くありますが、最適な方法はその人の目的や資金によって異なります。そのため、まずは資産運用の目的やゴールを明確にし、自分に向いている方法をじっくりと考えることが大切です。

自分に合った投資商品やサービスを探す

次に、自分の目的やゴールを達成できる資産運用が行える投資商品やサービスを探しましょう。投資商品やサービスごとにリスクやリターン、コスト、適切な投資期間が異なるため、それぞれ情報収集を行って確認する必要があります。

投資商品やサービスごとのリスクを確認する

どのような投資商品やサービスであっても、何かしらの損失のリスクを抱えている場合がほとんどです。そのリスクが低いほどリターンは小さくなり、リスクが高くなるほどリターンは大きくなります。自分が理解できているものなのか、リスクを許容できる資産状況なのかを踏まえた上で、投資商品やサービスを選びましょう。

コストに見合ったリターンがあるか確認する

一部の投資商品を除き、資産運用では基本的にコストが発生します。例えば、株式投資では取引手数料、投資信託では購入時手数料などを負担しなければなりません。取引1回あたりのコストは少額かもしれませんが、これらの手数料が積み重なると大きな負担になります。

ただし、コストは小さければ小さいほどよいというわけではありません。他の投資商品よりもコストが大きくても、コストに見合ったリターンを期待できるなら投資の選択肢に入ります。

最適な資産運用はどれ?

ここからは、資産運用で活用できる金融商品やサービス、制度を紹介していきます。現時点での投資知識や用意できる資金などを意識しながら、自分に合う資産運用を見極めましょう。

初心者向きな『投資信託』(金融商品)

投資の経験不足が不安な初心者の方には、ファンドマネージャーが代わりに運用してくれる投資信託の購入を検討しましょう。投資信託では、運用方法の選定やポートフォリオの調整を投資のプロが行ってくれるため、複雑な投資判断は必要ありません。

ひとつの銘柄で複数の資産に投資できているためリスクを分散できる点や、少額から購入できる点も投資信託の魅力でしょう。利用する証券会社によっては、毎月100円から積み立てることも可能です。

ただし、投資信託は基準価額が1日1回のみ算出されるため、株式のように市場が開いていればタイムリーに取引できる訳ではないことは覚えておきましょう。

手間を省きたい方に最適『ロボアドバイザー』(サービス)

ロボアドバイザーとは、簡単な質問に答えるだけで最適な運用方を提案してくれるサービスのことです。金融商品の提案はもちろん、サービスによっては自動でリバランスしてもらえるので、手間をかけずに資産運用を始められます。

ただし、他の金融商品に比べると、ロボアドバイザーは手数料がやや高めに設定されていることもあります。短期間の運用では赤字になってしまうリスクがあるので、基本的には中長期の運用が前提になると考えておきましょう。

老後資産を形成できる『iDeCo』(制度)

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、毎月積み立てた掛金を使って金融商品を運用できる私的年金制度です。原則60歳になるまでは資産を引き出せないというデメリットがありますが、運用中に生じた利益はすべてが非課税になる大きなメリットがあります。

また、掛金や給付金(年金や一時金)も所得控除の対象になるため、iDeCoは節税効果が高い制度としても知られています。ただし、公的年金の加入状況や職業によって拠出限度額が変わるため、加入前には詳細をしっかりと確認しておきましょう。

節税と資産運用を両立できる『NISA』(制度)

効率的な資産運用を目指している方には、税制優遇制度「NISA(ニーサ)」の利用を検討しましょう。NISAは投資の運用益がすべて非課税になる制度であり、節税できる制度として人気を集めています。

NISAの対象商品には株式や投資信託、ETFなどがあり、中でも投信積立(※)はNISAとの相性が良いと言われています。クレジットカード決済によってポイントを貯められるサービスもあるので、お得に資産運用を行えます。

(※)毎週・毎月などの頻度で、事前に設定した金額の投資信託を自動で購入するサービス。

ただし、NISAは損失が出た場合は損益通算が使えないというデメリットを持ちます。この損益通算とは、通年の運用益と損失を相殺することで、節税が行える制度です。このようなデメリットがあることも覚えておきましょう。

目的やゴールに合った資産運用を行おう

資産運用は目的やゴールによって、適切な手段が大きく変わります。

特に初心者は何から始めてよいのか分からないと思うので、まずは資産運用の目的やゴールを考え、次に本記事で紹介した金融商品・サービス・制度の中からご自身の用途に合ったものを調べてみてはいかがでしょうか。様々な情報を調べた上で、リスクやリターンを理解できるものを用いて資産運用を始めてみてもよいかもしれません。

※本記事は投資に関わる基礎知識を解説することを目的としており、投資を推奨するものではありません。

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