外出自粛や休業など、コロナ禍の中でライフスタイルや産業構造が大きく変化しています。そんななか「逆境に耐える」のではなく「コロナを逆にチャンス」と捉えている人もいます。今回は、逆張り発想でピンチをチャンスと捉える成功者の思考法について説明します。
コロナが変えた産業構造
世界中で感染拡大している新型コロナウイルスの影響で、多くの事業者が売上減少や休業に追い込まれています。経済界では暗いニュースばかりが続いていますが、素早くサービスの提供方法を変えて、新たなアイデアや仕組みを展開する事業者も登場しています。
例えば、スナックは、今まで接客するホステスが横について、お客様が会話を楽しみながら飲む場を提供してきましたが、オンラインでサービスを提供するところも登場してきました。利用者はオンラインで店員と会話したり、投げ銭ができたりするとのこと。スナック経営者とお客様双方にとってうれしいサービスですね。
オンラインでのお見合いやパーティーを展開する結婚相談所もあります。出会いのチャンスがないという人も多くいる今、こちらもうれしい試みといえるでしょう。利用者にとっては、対面よりもオンラインのほうが気軽にコミュニケーションが図れるといった効果もあり、交際に発展する割合も対面のお見合いより高くなっています。
また、学習塾や予備校のなかには対面授業ができないことから、映像授業の配信やAI(人工知能)を使った学習教材の提供を始めたところもあります。これは、既存の学生だけではなく、地方に住む学生が通うことなく大手の授業を受けられるというメリットもあります。そうした学生の獲得を新たなビジネスチャンスととらえるなど、アフターコロナも視野に入れています。
逆張り思考で困難をチャンスに
株式相場の下落時に、上がることを見込んで購入する逆張り投資がありますが、事業や仕事、スキルアップにおいても「逆境こそチャンスと考えられるかどうか」が成功者になるためのカギといえるかもしれません。
多くの場合、困難な状況下では行動や思考が停止しがちですが、世界中の人が逆境に立たされている今こそチャンスと捉え、アフターコロナを考えながら行動を起こしてみてはいかがでしょうか。