株式に投資する投資信託は、日経平均株価やTOPIXなどの指数との連動を目指すインデックス・ファンドと、ベンチマークしている指数を上回る成果、もしくは指数をベンチマークにせずリターン拡大を目指すアクティブ・ファンドの2種類に大きくは分けられます。
今回はアクティブ・ファンドに焦点を充て、その特徴や買い時などを解説している記事をご紹介します。
目次
2023年10月4日 お金の使い方
投資信託は、あらかじめ定められた指数(インデックス)との連動を目指す「インデックスファンド」、指数を上回る成果あるいは指数に捉われずリターン拡大を目指す「アクティブファンド」の2種類に分けられます。
投資信託の名称に指数の呼称が含まれることが多いインデックスファンドは比較的判別しやすい一方、アクティブファンドかどうかを即時に見分けるのは難しいです。本記事ではアクティブファンドかどうか見分けるための4通りの方法について紹介します。
インデックスファンドの商品名称には、「インデックス」というワードや、「TOPIX(トピックス)」「日経平均(日経225)」といった、連動を目指す対象となる指数の具体的な呼称が含まれることがあります。そのような場合は大抵のケースでインデックスファンドであると考えて良いでしょう。
逆に、商品名称からインデックスファンドであることがすぐには判断できないようなケースでは、「その投資信託はアクティブファンドであろう」と当たりをつけることができそうです。ただし、商品の名称だけで正確に判断することはできないので、以下で説明する他の方法でも併せて確認することを検討しましょう。
2023年7月26日 資産管理
アクティブファンドは多種多様な商品があることが魅力ですが、種類が多くて、どのファンドに投資すれば良いのか判断に迷うという方もいるのではないでしょうか。
アクティブファンドには、投資の判断材料になる特徴がいくつかあります。本記事では「テーマ VS 王道」「投資対象(アセット)」「分配金」「運用力」「運用期間」の5つに分けて、アクティブファンドの選び方を解説します。
市場の成長性が高いと予想されるテーマの株式を中心に投資するファンドを選べることもアクティブファンドの魅力です。
また、企業の成長性や株主還元の方向性、配当、キャッシュフローの創出力に着目したり、割安度などに着目した分析を行ったり、テーマを絞らず世界中の株式の中から、良い銘柄だけに厳選投資する株式王道を行くファンドもあります。
まず、テーマ型のファンドについては、いま話題となっているテーマや、今後株価の上昇が期待できるテーマに属する株式を購入することで、大きな収益を得られる可能性があります。ただし、大きなリターンが期待されるのと同時に、その分だけリスクがあることも覚えておきましょう。
2023年7月時点で話題になっているテーマの例としては、以下が挙げられます。
上記のように話題のテーマは枚挙にいとまがないですが、ご自身が理解できる・関心のあるテーマを調べてみると投資のヒントが見つかるかもしれません。
一方、株式投資の王道を行くファンドは、テーマを絞っていない分、どの局面でもファンド・マネージャーが良いと判断した銘柄に厳選投資しており、世界の中でも特に優良な企業だと考えられる企業に投資することが可能です。
また、テーマが廃れてしまったのかどうかを気にすることなく、投資を継続できるメリットがあると考えられ、自分で特定のテーマだけに絞る意向がなければ、アクティブ運用をこれから試そうとする方々にとっても分かりやすいものと考えられます。
2024年6月21日 資産管理
一般に投資は「安い時に買って、高い時に売る」ことで利益が得られます。それは投資信託でも同じです。その中でもアクティブ・ファンドの買い時を考える際は、どのような点を確認してタイミングを見計ったらよいのでしょうか。
アクティブ・ファンドの買い時を考える場合、以下のような投資信託の特徴を理解しておくことが大切です。
投資信託は、注文を出してから取引が完了するまでに数日かかります。
まず平日15時までに注文を出していれば当日が申込日になりますが、15時を過ぎてからの注文は翌日が申込日となります。次に投資信託の取引が成立する約定日はファンドによって異なり、数日かかるものもあります。最後に、売買代金を精算する受渡日は、約定日から2~5営業日かかります。このように注文から取引完了までに、4~7営業日かかると想定した上で取引を行いましょう。
2023年9月7日 お金の使い方
2023年6月21日、投資信託協会より「新NISAの成長投資枠の対象商品」のリストが初めて公表されました。今後も対象商品(投資信託など)のラインナップが増える予定で、最終的には約2,000本が対象となる見通しです。本記事では2023年8月1日時点の情報に基づき、成長投資枠で投資できるアクティブファンドについて、種類ごとに整理して紹介します。
成長投資枠で投資できるアクティブファンドの中には、つみたて投資枠でも購入可能なファンドも含まれています。ここでは成長投資枠で購入できるアクティブファンドについて、5種類に分類して説明します。
アクティブファンドの中には、独自の運用方針に従ってポートフォリオを組んでいる商品があります。
独自の運用方針としては、「日本の優良グローバル企業数十銘柄に長期投資」「長期的な業績向上によって株価上昇が期待される銘柄が投資対象」「市場の状況に応じてポートフォリオを入れ替えて運用」、「競争優位性を持つ日本企業を中心に中長期投資」「各業界の代表的な企業が投資対象」などが挙げられます。
独自性があるがゆえに類似のファンドがないため、値動きを予測しにくいという側面もあります。そのため、ポートフォリオに組み込まれている株式を分析して、期待できるリターンとリスクを確認しておくことが大切です。
アクティブ・ファンドはインデックス・ファンドとは異なる魅力があります。相場によってパフォーマンスが比較的高くなるファンドはどれか、どのようなポートフォリオを組んでいるのかを確認して分析することが大切です。
まずは、アクティブ・ファンドの見分け方と選び方、種類を理解してから購入するファンドを選びましょう。今後もこのような投資の基礎知識について、Wealth Roadでは情報を発信していきます。
※本記事は投資信託に関わる基礎知識を解説することを目的としており、特定ファンドの売買や投資を推奨するものではありません。