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2024年は米国で選挙が行われる年ですが、選挙の年の恒例として、世界の経済・金融市場に関する私たちの見方を、想定される選挙結果に応じて提示させて頂きたいと思います。
投資家が、連邦政府が全体的な金融市場に与える影響を過大評価しがちであることは確かです。実際に今後数年間は、来る立法・行政措置よりも、金融政策がリスク資産に大きな影響を与える可能性が高いでしょう。従って、私たちのアプローチはニュアンスに焦点を当てています。
民主党のバイデン氏と共和党のトランプ氏のそれぞれ異なるアジェンダが実行に移された場合、特定のセクター・産業、地域、通貨、コモディティに明確に影響を与える可能性があります。しかし本稿で述べるように、市場への影響の中には、にわかには分かりにくいものもあるかもしれません。以下では、今回の選挙の大きな争点を明らかにし、各候補の政策綱領の主な違いを精査しつつ、金融市場への潜在的なインプリケーションを浮かび上がらせるよう努めました。
単純化のため、以下のインプリケーションでは、ホワイトハウスと議会を同じ政党が主導すると想定しています。14ページでは、歴史的にねじれ政府(大統領を出した党と上院または下院の多数派の政党が異なる状態)下で達成された事柄について考察し、ねじれ政府下で可決され得る法案又は行使され得る大統領令について紹介しています。
私たちは、4年ごとの恒例となっている本考察を楽しみにしつつも、投票結果のみならず、各候補者による政権運営がどのようなものとなるかについても、幅広い結果があり得ることを認識しています。最終的に、政策立案とは優先順位をつけることに他なりません。望みを全て手にできる政権などありませんし、市場が必ずしも「あからさま」な形で政治的イニシアチブに反応するとは限りません。とはいえ、政策綱領に目を通すにつれ、非常に興味深い投資への示唆やテーマが浮かび上がってきました。
クリスティーナ フーパー
チーフ・グローバル・マーケット・ストラテジスト
アンディ ブロッカー
グローバル・ヘッド・オブ・ パブリック・ポリシー
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MC2024-074