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「株主優待投資」はもっと使える 目的別投資パターンを解説【1分で読める】

株主優待とは、株主になると得られる権利の1つ。上場企業が日頃からの支援に対する感謝を込めて、年1回や半期ごとなどのペースで、自社製品・サービスの優待割引券やクオカードなどを株主に進呈するというものです。優待内容に着目して銘柄を選ぶのが「株主優待投資」ですが、実は想像以上に奥が深い手法でもあります。

全上場企業の約4割が導入し、個人投資家に大人気の株主優待

株主優待は全上場企業の約4割が導入しており、優待内容も各社でバラエティに富んでいるので、いくつかの銘柄を保有していると、日常生活の様々なシーンで活用できます。例えば、お米をもらえるケースもありますし、外食チェーンの多くは自社店舗の割引券を優待品にしているので、それらを使って生活費を浮かせることも可能です。

特に個人投資家の間で株主優待は非常に高い人気を誇っています。手広く「株主優待投資」を実践している人のブログも好評で、そういった人たちを手本に株主優待ファンの裾野が広がっています。

優待ファンに人気の銘柄の特性に目をつける「株主優待先回り投資」

さらには、あえて優待品の獲得を前提としない「株主優待投資」の手法も存在しています。その1つが「株主優待先回り投資」と呼ばれるものです。

株主優待を受けるためには、「権利確定日」と呼ばれる日までに所定の株数の株式を保有しておく必要があります。こうしたことから、投資家の間で特に人気の高い株主優待を実施している企業の株価は、「権利確定日」が訪れる数ヵ月前から上昇しやすい傾向にあります。

なぜなら株主優待を獲得するために、その株式を購入する投資家が増えるからです。その後、「権利確定日」を境にそういった動きはピタリとやむことも多く、その結果、株価反落の誘発につながることもあります。

「株主優待先回り投資」とは、こうした優待銘柄の特性に目をつけて値上がり益を追求するものです。優待ファンが買い始める前にあらかじめその銘柄を仕込んでおき、「権利確定日」の直前にあえて売却します。そうすることで、優待品自体は手に入りませんが、高い確率で「値上がり益」を期待できるわけです。

権利確定後の株価下落リスクを回避する「優待クロス」

株主優待をしっかり受け取りつつ、権利確定後の株価下落によるダメージを回避する手法もあります。「優待クロス」と呼ばれるもので、通常の取引(現物株)に信用取引を組み合わせて行います。

優待目当ての企業を現物株で買ったら、同じ銘柄に信用取引で売り(同じ株数)を入れておくのです。「つなぎ売り」とも呼ばれる手法で、まずは「権利確定日」まで現物株を保有し株主優待をもらう権利を獲得しておきます。

そして、その現物株を信用取引の売りの決済に充てます(現渡しと呼ばれる)。そうすれば、評価損(株価下落に伴う含み損)が発生しても、信用取引では逆に同じ値幅の利益が発生しているのでプラスマイナスゼロとなるわけです。

他にも、株価が不当に割安水準に放置されている銘柄に中長期のスタンスで投資し、優待を享受しながら株価の上昇にも期待する投資家も少なくないようです。また声優や女優のクオカードなどは収集家にとって垂涎の的ですから、ネットオークションなどでも高値で売買されるケースがあるようです。

優待内容がうれしい株主優待ですが、このように少し違った視点から投資銘柄を検討するのも楽しいものです。新たな投資方法として検討してみてはいかがでしょうか。

※上記は一般論であり、特定銘柄の売買の推奨や値動きを保証するものではありません。

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