富裕層の旅行といえば、高級ホテルや高級旅館に加え、「別荘」というイメージを抱く人も多いのではないでしょうか。実際、富裕層の中には、別荘を持っている人も多いでしょう。そんな別荘の魅力とは何でしょうか。富裕層でなくとも、別荘の魅力を味わう方法とともに解説します。
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富裕層の象徴ともいえるのが、「別荘」。しかし、よく考えてみましょう。富裕層であれば、高級ホテルだろうと高級旅館だろうと、宿泊費に上限は設けていないはず。ではなぜ、富裕層はあえて別荘を選ぶのでしょうか。その理由を紹介します。
富裕層の中には、ビジネスや投資などで忙しない日常を送っている人もいるでしょう。多忙な日常をリセットするために、オフの時間は非常に貴重なものになります。オフの日、普段と環境を変えることで、思考をリセットできることが別荘のメリットです。
ホテルや旅館での滞在は、いくら高級ホテル・旅館といえども、スタッフや他の宿泊客など周りに多くの人がいるため、日常から解放された気にならないといったケースもあります。一方、別荘ならば、基本的に最小限の人としか接しなくてもいいので、気の置けない人たちだけで気兼ねなく過ごすことができます。別荘での滞在は、心と体のオンオフの切り替えがスムーズに行える最適な空間なのです。
2つ目のメリットとして、時間・空間の自由度の高さが挙げられます。たとえば家族連れでリラックスしたいと思っても、食事などの時間の制約などがあれば、心からのリラックスはしづらいものです。他方、別荘の場合は基本的に食事の時間が決められているわけではないですし、モノや時間・空間を自由に使うことができます。自由度の高さは旅館やホテルに比べて段違いと言えるでしょう。
3つ目のメリットは、資産としての価値です。別荘は不動産です。通常、別荘を建てるエリアはリゾート地として人気があるところです。実際に、国土交通省が発表している2019年の地価公示では、北海道のニセコエリアである俱知安町が約50%の上昇を見せたり、長野県の軽井沢町でも公示地価が上昇しており、地方においても不動産の価値が上昇しているエリアも存在します。また、自分が使用していない時は貸すこともできます。価値のある不動産を所有することは、経済的にもメリットが得られる可能性があるのではないでしょうか。
小さい子どもがいる夫婦や老後に別荘の購入を考えている方など、富裕層でなくても別荘を楽しみたいという人におすすめしたいのが、「貸別荘」です。
別荘の購入資金と維持費には相応の費用がかかりますが、貸別荘ならば1日単位で借りられるのでより経済的と言えるでしょう。多くの貸別荘は一軒家やメゾネットのようになっており、貸し切って使うことができます。必要な時に必要な日数だけ使えるので、柔軟に利用したい人に適しています。
貸別荘には主に2つのタイプがあります。1つは、ホテルや旅館が貸別荘を運営しているタイプです。こちらの場合、設備やサービスなどが充実している一方、値段は比較的割高になることが多いようです。
もう1つは、個人が別荘を貸し出しているタイプです。最近はAirbnb(エアービーアンドビー)などの普及により、個人が使っていない時に別荘を貸し出すケースも増えています。こちらはホテルや旅館が運営しているタイプに比べると、セルフサービスの部分が多い分、値段はリーズナブルなことが多いようです。
別荘は、旅館やホテルに比べて、自由度が高く、また、投資の側面もあることから、富裕層には非常に人気があります。いきなり別荘を持つことは難しいかもしれませんが、貸別荘を利用するのはそう難しいことではありません。次回の旅行の時は、貸別荘をうまく活用して、ゆとりある休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。