「72の法則」の意味
「72の法則」とは、お金が2倍になるまでに必要な期間と金利の目安が分かる計算式のことです。計算式は「72÷金利≒お金が2倍になる期間」となっています。この算式で使用する金利は、毎年の利息にもかかっています。実際には「72の法則」の通りに資産運用ができるわけではないため、あくまでも目安として考えましょう。
例えば、1970年代〜1980年代のゆうちょ銀行の場合は、金利が7%(※1)を超えていた時期(※2)があるため、約10年で貯金が2倍近くまで増える可能性がありました。厳密に言えば、常に金利が7%ではなく、課税もされるため、想定通りのリターンにはなりません。
上記の計算式を当てはめると、以下のようになります。
72÷7(金利)=10.3年(お金が2倍になる期間)
(※1)住宅金融公庫などから借り入れがあった場合に適用される金利。3年以上の積立貯金も条件になっている。
(※2)条件によっても変わるが、1974年〜1975年と1980年〜1981年の一部では金利が7%になっていた時期がある。