40代で直面する「想定外」の三大出費とその対策【1分で読める】

40代になり、年収は上がったはずなのにお金のやりくりに苦労する人はたくさんいます。今回は、40代で直面することの多い人生の三大出費について詳しく解説します。40代の家計のリスクを知り、早めに対策を練ることが大切です。

年収は上がってもお金が貯まらない……40代の悩み

責任ある立場になり、年収も上がった。毎日遅くまで仕事をがんばって残業代もついている。それなのに、なぜかお金が貯まらない……。

40代はお金で悩む時期です。人生におけるお金の貯め時は、「独身時代」「新婚時代」「子どもの独立後」といわれています。40代は子どもが独立前であることが多く、ライフステージ上でも「お金のたまらない時期」といえます。

40代で訪れる人生の三大出費「教育費」「住宅ローン」「介護費」

お金の貯めにくいライフステージである40代。それは、この時期ならではの家族にかかわる出費が発生することが大きな要因です。40代で訪れる可能性の高い三大出費をまとめてみます。

出費1:子どもの教育費用

進路選択によって異なりますが、一般的に子ども1人の教育費用として、約1,000万円かかるといわれています。子どもが2人3人といる場合には教育費用も比例して増え、家計を圧迫します。

独身時代や新婚時代に子どもの教育費用を貯め始めても、間に合わないというケースもあります。保育園から大学までにかかる費用を洗い出し、国公立・私立の進路選択や塾に行くかどうかなど、家計全体を把握したうえで無理のない選択をすることが大切です。

出費2:住宅関連費用

子どもが生まれて落ち着いたタイミングで、マイホームの購入を検討する人も多いでしょう。返済が始まった当初は子どもの教育費もそこまではかかっていません。しかし高校・大学と進むうちに、固定費である住宅ローンの返済が40代の家計を徐々に圧迫してきます。

住宅ローンを組む時は、教育費用など他の出費も考慮し、無理のない金額設定にすることが大切です。既に住宅ローンを組んでいる場合も、借り換えをすれば金利が下がる可能性があり、ぜひ検討したいところです。

出費3:親の介護費用

介護はある日突然始まるといわれます。親の介護がいよいよ始まれば、お金の面だけでなく、送迎や食事面での注意事項など、さまざまな負担が発生します。介護費用に関しては予想できない部分も多いですが、介護保険で備えておくと負担軽減も期待できます。

老後に備えて早めにライフプランを立てる

40代はこれらの三大出費を中心に、さまざまな出費が発生しやすい年代です。それぞれの出費をきちんと把握し、どこにどのぐらいの資金を投じるか、全体を把握しながら方向性を持って意思決定することが大切です。

自分たちの老後に向けて資金を貯め始める時期でもあり、出費のリスクも高まる40代。これまでに立てたライフプランを見直しつつ、家族で話し合いながら将来に備えていきましょう。

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