「あれもこれも悪いのは周りのせいだ」と他責思考を続けていると、仕事はうまくいきません。これは家計に関しても同様です。「配偶者の稼ぎが少ない」「配偶者のやりくりが下手」と考えているうちは、上手な資産づくりは期待できないでしょう。夫婦がお互いに主体性をもって「何ができるか」を考え、助け合ってこそ解決方法が生まれてくるのです。今回は、夫婦でできる家計改善法を紹介します。
夫婦で話し合うべき固定費の見直し
「スーパーの半額総菜をねらう」「浴槽のお湯を減らす」など変動費減らしの「我慢」は思った以上に長続きしません。そのため通信費や家、車、保険といった固定費をターゲットにしてみましょう。ここでは固定費を減らす賢い節約法を紹介します。
スマホ
・通信キャリアから格安スマホへ乗り換える
・PC回線とスマホをセット契約で割引に
保険
・禁煙はたばこ代だけでなく保険料も節約になる
・子供が独立したら手厚い保証は必要はない
住宅ローン
・旧公庫の経年で上がる金利は他行で借り換え対策を
・可能なら返済期間を短くして金利負担を軽減
車
・中古車を貸し出す格安レンタカーサービスを利用する
・運転当日だけの「ちょい乗り1日500円」保険を使う
ここで提示したのはあくまで参考です。夫婦で歩調を合わせ、アイデアを出し合って「我が家ならではの節約方法」を編み出しましょう。
夫婦の趣味を活用すれば、収入を増やすアイデアも
節約はもちろん大切ですが、限界があります。一方で、収入の増加は無限です。転職のリスクが心配ならば自分のスキルや特技を活かした副業という選択肢もあります。「趣味が高じてサーフィン教室を開き年収50万円アップ」など多くの実例がメディアで紹介されています。
「副業で人生が変わった」「本業に役立った」といった声もよく耳にするようになりました。トライ&エラー&トライの精神で収入アップへ挑戦してみてはいかがでしょうか。
夫婦力は「夫+妻」ではなく「夫×妻」
最後に家計改善を進める夫婦力について考えてみます。夫婦の力は「夫+妻」ではなく「夫×妻」なのです。お互いの得意分野が違うからこそ相乗効果を発揮できます。大黒柱が節約上手、配偶者が副業の才覚アリといったケースもあるでしょう。節約だけでなく収入を増やすという考えも検討材料にいれて、夫婦力と家計改善手法を向上させてはいかがでしょうか。