会社員は「サブスクモデル」?企業に所属する意義をアップデートせよ

かつては、企業に入社し会社員として定年退職まで勤めることが一般的でした。しかし時代は変わり、キャリアの選択肢は広がりつつあります。今あらためて会社員という立場を見つめ、自分自身の働き方を問い直しみてはどうでしょうか。企業で働くという立場にいながら、より自由に仕事の意義を位置づけられる時代だからこそ、狙えるリターンがあるはずです。

「サブスクモデル」として会社員の働き方を考える

サブスクリプションの直訳は「定期購読」です。最近よく聞く「サブスクモデル」はこのサブスクリプションモデルの略称で、定額制サービスのことを指します。代表的なのはApple MusicやAmazonプライムなどで、ユーザーは月会費や年会費を支払い、サービスを利用します。2016年10月には月額3,000円(税込)のコーヒー飲み放題サービス、2017年11月には月額8,600円(税抜)のラーメン食べ放題サービスなどが登場し「外食×サブスク」の分野にも注目が集まっています。

サブスクモデルの特徴は、サービスを享受したメリットに対して支払う金額が変わらないことです。定額で給料を受け取って働く会社員も、ある意味企業にとってのサブスクモデルととらえることができるのではないでしょうか。

会社員の立場は変わりつつある。キャリアにレバレッジをかける時代

かつては終身雇用制で1つの企業に定年まで勤め続ける人が多かったのに対し、現代は「転職で活躍のフィールドを広げる」という選択肢も一般的になりました。また年功序列を廃止し、実力に応じて昇進・昇給を決める企業も増えてきています。そんな時代に会社員が持つべきものは「自分のキャリアにレバレッジをかける」という視点です。

例えば、以下のような工夫を積み重ねることで企業に大きな価値を提供できるとともに、自分自身のキヤリアに「レバレッジ」をかけられ、人生をより豊かにすることが期待できます。

・企業のリソースを活用してスキルアップをはかる
・企業に所属している立場を活かして、そこでしか得られない人脈を作る

「自分自身を投資する」ことが、会社員の勝ち抜く戦略

定額で給料をもらい、淡々と業務をこなすだけではサブスク時代を勝ち抜けません。支払われる金額に見あうサービスを提供する、という意識を脱し、「自分自身を投資する」という意識を持って、仕事で生み出すリターンを最大化しましょう。業務への知見・経験により広がる事業アイデアや人脈の獲得に、自らのリソースを積極的に投資するのです。

これにより得られるリターンは、企業にとってのメリットだけではありません。企業と自分双方にメリットをもたらす……そんな賢い働き方を模索していくことが大切です。自分自身の積極投資による大きなリターンを目指すことが、サブスク時代における会社員の自己実現のカギとなりそうです。

以上

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