世カエル(インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド)はNISAに向いてる? 値動きとの付き合い方と、将来への期待

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この記事の結論
インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド(愛称:世カエル)」は、NISAの成長投資枠を活用しながらブロックチェーン関連企業へ分散投資できるファンドであり、高い成長期待を取り込みつつ税制メリットも享受できる点が特徴です。一方で価格変動が大きいため、一括投資よりも積立投資やサテライト運用でリスクを抑えながら中長期で保有することが有効な活用方法といえます。
※「インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド(予想分配金提示型)」はNISAの対象ではありません。

デジタル変革の波が押し寄せる現代、その基幹技術の一つとして注目を集めているのがブロックチェーンです。インベスコ・アセット・マネジメントが運用する「インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド」、愛称「世カエル」は、この革新的な技術の普及によって恩恵を受けると期待される企業に投資を行うファンドです。

この記事では、世カエルの基本概要から、NISAの成長投資枠での活用方法、他ファンドとの違い、そして投資を検討する際のポイントまでを詳しく解説します。

この記事のポイント
  • NISA対象:成長投資枠の対象で、売却益・分配金が非課税
  • 投資対象:暗号資産ではなくブロックチェーン関連企業の株式
  • 値動きの特徴:高成長期待と引き換えにボラティリティ(価格変動性)が大きい
  • 有効な投資手法:積立投資による時間分散とドル・コスト平均法
  • ポートフォリオ戦略:コア資産に対するサテライトとしての活用が適する
  • リスク要因:テーマ集中、規制動向、為替変動、技術普及の不確実性
※上記の投資を推奨するものではありません。商品の特徴、リスクなどをご理解のうえ、ご自分のリスク許容度、資産運用の目的などを考慮し、ご判断下さい。
※ インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド(予想分配金提示型)はNISAの対象ではありません

NISAで世カエルをどう使う? 積立投資の視点

NISA制度において、世カエルをどのように活用できるかは投資家にとって大きな関心事です。

NISAの成長投資枠での活用

世カエルは、NISAの成長投資枠の対象商品(※)となっています。これにより、投資から得られた売却益や分配金が非課税となるメリットを享受しながら、次世代技術への投資を行うことが可能です。

※ インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド(予想分配金提示型)はNISAの対象ではありません。

ボラティリティを考慮した積立投資という選択肢

上記は過去のデータであり、将来の運用成果を保証するものではありません。

ブロックチェーン関連株式は、将来への期待が高い一方で、価格変動(ボラティリティ)が大きいという特徴があります。世カエルの基準価額推移を見ると、設定来で世界株式を大きく上回るリターンを記録する局面がある一方で、短期間での大幅な下落も経験しています。

このような値動きの激しい資産に対しては、一度に多額を投資するのではなく、一定額を継続して買い付ける積立投資が有効な選択肢となります。

積立投資を行うことで、価格が高いときには少なく、低いときには多く買い付けることになり、中長期的に購入単価を平準化するドル・コスト平均法の効果が期待できます。成長投資枠を使い、時間分散を図りながらじっくりと技術の成熟を待つ姿勢が重要です。

世カエル(インベスコ・世界ブロックチェーン株式ファンド)の魅力とは?

世カエルは、日本を含む世界各国のブロックチェーン関連株式を実質的な主要投資対象とするインデックス型ファンドです。投資成果は、コインシェアーズ・インターナショナル・リミテッド(コインシェアーズ社)が独自の分析に基づき選定した銘柄で構成される「コインシェアーズ・ブロックチェーン・グローバル・エクイティ・インデックス」に連動することを目指します。

※ コインシェアーズ・インターナショナル・リミテッド

暗号資産だけではないブロックチェーン生態系への投資

多くの人がブロックチェーンと聞くと、ビットコインなどの暗号資産を連想しますが、世カエルの投資対象はそれだけに留まりません。世カエルはブロックチェーン生態系全体に着目し、金融サービスから決済、インフラ提供企業まで幅広く8つの産業分野に分散投資を行っています。

なぜ、ブロックチェーン技術なのか

ブロックチェーンは、インターネットに次ぐ革命を起こす技術として期待されています。情報を安全につなげて管理することで改ざんが困難なため、情報の安全な管理と高い信頼性に特徴があります。

ブロックチェーンの特徴
  1. 改ざんされにくい:データが分散管理されており、過去の記録を書き換えることが極めて困難です。
  2. スピーディに取引が可能:仲介者を介さずに直接取引できるため、処理の迅速化やコスト削減が期待できます。
  3. あらゆる分野での利便性の向上:金融に限らず、物流や医療、契約管理など幅広い分野で効率化や信頼性向上に貢献します。

世カエルと他のテーマ型投信や競合ファンドとの違い

世カエルを他のテーマ型投信と比較した際、どのような独自性があるのでしょうか。

グローバルな調査網を活用した銘柄選定

世カエルが連動を目指すインデックスは、欧州最大級のデジタル資産運用会社であるコインシェアーズ社が銘柄選定を行っています。同社は2014年に世界初の規制対象ビットコイン・ファンドを立ち上げるなど、この分野のパイオニア的存在です。

一般的な時価総額加重のインデックスとは異なり、ブロックチェーン技術の専門家がボトムアップ・リサーチを行い、収益性や競争力、持続可能性を評価して銘柄を特定しています。

競合ファンドとの違い

ファンドが着目する独自の視点は、単に名前が知られている企業を選ぶのではなく、テクノロジーの進化から直接的に恩恵を受ける企業群へのフォーカスにあります。

評価の際には、以下の5つのカテゴリーに基づき5段階でスコアリングが行われます。

評価のカテゴリー
  1. 収益への寄与
  2. 収益の成長性
  3. 開発ステージ
  4. 競争優位性
  5. 持続可能性

このプロセスにより、現時点で収益を上げている企業だけでなく、将来的にコアとなるポテンシャルを持つ企業を発掘します。事実、設定当初はコア評価の企業はゼロでしたが、市場の拡大とともに高スコアの企業が増加しており、投資機会を柔軟に捉えるアプローチが特徴です。

世カエルでの投資を考えるヒント

世カエルは、すべての投資家に向いているわけではありませんが、特定の投資スタイルや目的を持つ方にとっては、有力な選択肢の一つになり得ると考えます。

中長期的なテクノロジーの成長に期待する

ブロックチェーンは、まだ社会実装が始まったばかりの技術です。短期間での利益確定を目指すのではなく、5年、10年といった期間で、社会のデジタルインフラが書き換わっていくプロセスに伴走したいと考える方に適しています。

ポートフォリオの分散を図るファンドとして検討

すでに全世界株式やS&P500などのインデックスファンドを主軸(コア)として運用している方が、より高い成長性を求めて一部の資金を振り向ける「サテライト(衛星)」としての活用が想定されます。世カエルは世界株式や世界IT株式との相関が相対的に低く、ポートフォリオ全体に異なる値動きの要素を加えることができます。

暗号資産への直接投資には抵抗があるが、関連技術には関心がある

暗号資産の現物投資や海外取引所の利用に不安を感じるものの、ブロックチェーンという技術自体には将来性を感じている方に興味をもっていただけると考えます。日本の金融機関を通じて、上場企業の株式に投資信託という形で間接的にブロックチェーン分野へ投資できるため、税制面や管理面でのハードルが相対的に低くなります。

検討前に知っておきたいリスクと注意点

投資にあたっては、メリットだけでなくリスクも十分に把握しておく必要があります。

価格変動リスクとテーマ型特有の集中

世カエルは特定のテーマ(ブロックチェーン)に絞って投資を行うため、株式市場全体の動きとは大きく異なる値動きをすることがあります。特に暗号資産市場のボラティリティの影響を受けやすく、短期間で資産価値が大きく下落する可能性も否定できません。また、組入銘柄が特定の業種に偏ることもリスク要因となります。

技術の普及スピードと将来の見通し

ブロックチェーン技術は期待が高い一方で、法整備の遅れや技術的な課題、あるいは代替技術の出現によって、普及のスピードが想定を下回る可能性があります。現時点での市場予測はあくまで予測であり、将来の成果を保証するものではありません。また、投資対象国・地域の政治・経済情勢の変化によるカントリー・リスクや、為替ヘッジを行わないことによる為替変動リスクも考慮する必要があります。

まとめ

ブロックチェーンは、単なる暗号資産の裏側にある技術を超え、私たちの生活やビジネスの常識を塗り替える新しい金融・社会インフラとしての顔を持ち始めています。世カエルは、この広範な技術革新の恩恵をグローバルな視点で享受するための投資手段です。

NISAの成長投資枠を活用した税制メリットの活用や、積立投資による時間分散は、ブロックチェーンというテーマに投資するにあたっての有効な武器となります。最終的には、ご自身のリスク許容度、投資目的、そしてこの技術が切り拓く未来に対する確信の度合いに照らし合わせて、ポートフォリオの一助として検討してみてはいかがでしょうか。

※上記は参考情報であり、株式投資や債券投資、そのほかの投資を推奨するものではありません。
※実際のご投資に当たっては、リスク許容度、投資の目的、ご資産の状況などを考慮してご判断下さい。

ご留意事項
当記事はインベスコ・アセット・マネジメント株式会社が提供した情報をもとに(株)ZUUが作成したものです。当記事の内容は信頼できる情報に基づいて作成されたものですが、その情報の確実性あるいは完結性を表明するものではありません。また、過去の運用実績は、将来の運用成果を保証するものではありません。当記事で詳述した分析は、一定の仮定に基づくものであり、その結果の確実性を表明するものではありません。分析の際の仮定は変更されることもあり、それに伴い当初の分析の結果と差異が生じる場合があります。当記事の中で記載されている内容、数値、図表、意見などは特に記載がない限り当記事作成時点のものであり、今後予告なく変更されることがあります。ファンドの購入のお申込みの場合には、投資信託説明書(交付目論見書)を販売会社よりあらかじめまたは同時にお渡ししますので、必ず内容をご確認の上、ご自身でご判断ください。投資信託は預金や保険契約と異なり、預金保険機構または保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また、登録金融機関は投資者保護基金には加入しておりません。ファンドのお取引に関しては、金融商品取引法第37条の6の規定(いわゆるクーリングオフ)の適用はありません。ファンドは、実質的に国内外の値動きのある有価証券など(外貨建資産には、為替リスクもあります。)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、元本が保証されているものではありません。これらの運用による損益はすべて受益者の皆様に帰属します。

本記事に掲載されている投資信託のリスク、手数料、委託会社の商号など

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