年度が変わる時期は何かと忙しくなるため、東奔西走している人も多いのではないでしょうか。このようなときこそしっかりと考えておきたいのが時間の使い方です。今回は時間の賢い使い方、そして自分の成功につなげる「未来の時間」のつくり方について解説します。
時間はお金以上に大切だと考えるのがお金持ち
すべての人に与えられている1日の時間は24時間と平等です。皆同じなのにも関わらず、やるべきことを限られた時間で成し遂げられる人とそうでない人がいます。「時は金なり」ということわざが示すように時間の使い方はとても貴重です。方法次第でお金はいくらでも稼げますが、時短などの努力をしても時間はやはり1日24時間と限りがあります。
ビジネスや資産運用などで成功している人は、このことを理解しているため時間の使い方が上手です。
本当にやるべきことを明確化する
限られた時間を有効活用するためには、自分が「本当にやるべきこと」を明確化することが先決です。職場での会議をイメージするとよいでしょう。もちろん重要な議題があれば会議は必要です。しかし、「毎週月曜に一同で集まるのが定例だから」という理由であれば、その会議は不要かもしれません。
本当にやるべきことを明確にすることで時間を短縮できたり、週一回の開催を隔週にしたりすることもできるかもしれません。このようにして時間を有効活用できるようにしていきます。
お金で時間を生み出すことが、さらにお金を生み出す元になる
本当にやるべきことを整理できれば、次は「自分でなければできないこと」を明確にします。他人や機械に任せても問題ないことはアウトソースすることを検討してみましょう。つまりお金を使って時間をさらに生み出すのです。スマホは好例でしょう。かつては職場や自宅に戻ってパソコンで行う必要があった仕事が、現在ではいつでもどこでもできるようになりました。
これはスマホを通して「時間をお金で買った」という見方もできるでしょう。他にも掃除ロボットなどの家電製品、家事代行や秘書サービスなど人のスキルも商品として提供されています。お金の使い方を工夫して時間を買い、短縮できた時間で自分のやるべき仕事や作業に集中すれば、より大きな価値を生み出すことが期待できるでしょう。新しく生み出された価値は、次の新たな時間を生み出すことに使えるので、時間の制約からどんどん自由になるサイクルが生まれることになります。
このように、本当にやるべきことに集中し、価値を生み出す時間を増やせれば「いまの時間」の使い方が「未来の時間」を生み出す可能性につながることを実感できるはずです。時間は有限で貴重なものですから、自分が使うべき対象に賢く使うようにしましょう。