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注目すべき4つの市場シグナル
日本の利回りが急上昇
ボラティリティを乗り切る
注目の日程
飛行機の中でこのウィークリー・マーケット・コメンタリーを執筆するのは、ノイズキャンセリング・ヘッドホンがあると格段に楽になります。スイッチを入れればあらゆる雑音が消え去り、重要なことに集中できます。今の市場がまさにそうです。不協和音は耳をつんざくほど大きく、投資家は重要な市場シグナルと、単に緊急性があるように聞こえるだけのものを区別するのに苦労しています。
今年だけでも、私たちはベネズエラ、イラン、米連邦準備理事会(FRB)の独立性をめぐる懸念、さらには米国によるグリーンランド取得の可能性に至るまで、様々なテーマを経てきました。地政学リスク(GPR)指数は高水準で、なお上昇しています1。とはいえ歴史は、地政学リスクのピークが売りのシグナルではなく、しばしば買いの機会となってきたことを思い起こさせます2。例えば「解放の日」後に投げ売りした投資家は、S&P 500種指数が過去30年間で3番目に上昇した2025年4月9日を逃し、痛い目をみることで教訓を得ました3。最高の取引日を逃すとどうなるかは、よくお分かりでしょう。
では今、何に注意を向けるべきでしょうか?市場の声に耳を傾けることです。
世界がダボス会議(世界経済フォーラム)に注目している間に、日本の国債利回りは、財政支援拡大への期待を背景に急上昇しました。私たちはこれを、日銀の対応が後手に回りつつある中で、今後はより積極的な引き締めを行う可能性が高いことの表れと解釈しています。そうなれば円が安定し、2026年が進むにつれて米ドルが貿易相手国通貨に対して下落する余地がある、と考える私たちの見方を裏付け得ると考えます。
投資家は、地政学的、政治的、金融的な混乱が起きる度に神経質になることも、経験豊かな旅人がするように、ノイズキャンセリング・ヘッドホンをつけて目的地に集中することもできます。私たちは、後者のスタンスを保つ方が良いと考えます。
堅調な経済基盤9、比較的安定したインフレ10、そして欧州から中国、米国に至るまで世界的な財政政策支援の可能性が高まりつつあることは、株式にとって前向きな環境を形成していると私たちは考えています。
| 公表日 | 国・地域 | 指標等 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 1月26日 | 日本 | 景気先行指数(11月) | 将来の経済活動の指標 |
| 1月27日 | 米国 | S&P/ケース・シラー住宅価格指数(11月) | 住宅市場のトレンド |
| 1月28日 | 米国 | 米連邦公開市場委員会(FOMC)会合 | 金融政策の方向性 |
| 1月28日 | カナダ | カナダ銀行金融政策決定会合 | 政策決定 |
| 1月29日 | 米国 | 生産性(第3四半期確報値)、貿易収支(11月)、個人所得・支出(12月) | 経済効率、貿易および所得の動向 |
| 1月29日 | カナダ | 貿易収支(11月) | 対外収支 |
| 1月29日 | 日本 | 失業率(12月)、鉱工業生産(12月) | 労働市場と生産高 |
| 1月30日 | 米国 | 生産者物価指数(12月)、シカゴ購買担当者景気指数(PMI)(1月) | インフレと企業業況 |
| 1月30日 | カナダ | 国内総生産(GDP(11月) | 経済成長 |
| 1月30日 | ユーロ圏 | GDP(第4四半期速報値)、失業率(12月) | 成長と労働市場 |
ブライアン ・レヴィット
チーフ・グローバル・マーケット・ストラテジスト
ベンジャミン ・ジョーンズ
ヘッド・オブ・グローバル・リサーチ
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MC2026-012